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高次脳機能障害科

病棟 東病棟 12F 外来 外来診療棟A 3F
外来受付 Tel : 022-717-7751 独自webサイト 東北大学医学系研究科 高次機能障害学
対象疾患 認知症疾患/脳血管障害/頭部外傷、脳腫瘍、脳炎、てんかんなどによる高次脳機能障害/失語症/失認症/記憶障害/失行症/注意障害/遂行機能障害/脳疾患,脳損傷によって生じた精神症状

科長あいさつ

教授 鈴木 匡子

言語、記憶、視空間認知、思考など、もっとも人間らしい複雑な神経の機能を「高次脳機能」と言います。脳が様々な疾患や外傷などでこわれると、高次脳機能障害を生じます。当科の前身である高次機能障害リハビリテーション科は、1994年に我が国ではじめての高次脳機能障害専門の診療科として東北大学病院に誕生しました。

当科は脳の器質的損傷によって生じる高次脳機能障害を専門とし、脳に関連する多くの診療科と密に連携しながら診療を進めています。大きな二つの柱は、脳血管障害、脳腫瘍などの局所脳損傷による「高次脳機能障害」と、社会問題にもなっている「認知症」です。

局所脳損傷による高次脳機能障害には失語、健忘などさまざまなものがあり、症状を正確に見きわめた上で個人にあわせた治療が必要になります。高次脳機能障害は、麻痺などのように外からみてすぐに分かるものではないため、「見えない障害」とも呼ばれ、見逃されることも多くありました。しかし、言いたいことがうまく伝えられないなどの言語症状や、5分前のことも忘れてしまう健忘などは日常生活の大きな障害となります。遂行機能障害のように少し複雑な行動の障害は社会復帰してからはじめて気づかれることもあります。このような高次脳機能障害は当初、交通事故後の社会復帰の妨げになるものとして注目されましたが、いまではあらゆる脳の病気の結果生じ、治療の対象となるものであると認識されています。

認知症は高次脳機能障害のために普段の生活に支障を来している状態で、その原因はさまざまです。したがって、原因疾患およびどのような高次脳機能障害があるかをはじめにきちんと診断し、それに基づいた治療を行うことが重要です。認知症の約10%は治る認知症と言われ、早めに見つけて治療すれば、改善または進行を防ぐことができます。それ以外の認知症も適切な治療や介護で進行を抑制し、QOLを維持することが可能です。当科は市中の認知症疾患センターで診断が困難な症例や、他科と連携した治療が必要な症例、若年性認知症を中心に、認知症を専門的な立場から診療していきます。

高次脳機能障害、認知症とも長い期間、患者さんをとりまく環境も考えながら治療を進めていく必要があります。地域の先生方と病診連携はもちろんのこと、コメディカルをはじめ、介護?福祉関連など多職種との関わりも欠かせません。今後、関連各所と緊密な連携をとって最善の医療をめざしていく所存ですので、ご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

医師紹介

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